吾妻山(桐生)を世界に発信。Stravaの紹介動画、アジアで唯一選ばれる
全世界に約9500万人のユーザーがいる「アスリートのためのSNS」で、ランニングやサイクリングなどを始め、計32種類のスポーツを楽しむためのプラットフォームを提供する「Strava(ストラバ)」。そのYouTubeチャンネルに、群馬県桐生市を舞台にした動画『吾妻山と峰岸良真さん』が公開されました。世界各地のStravaとセグメントの活用例を紹介する企画で、全7作品のうちの1つに、アジアでは唯一選ばれたそうです。Stravaを活用したイベント「ミネマラソン」がきっかけとなり、実行委員長だった峰岸さんらがStravaのアンバサダーに就任、今回のセグメントストーリー動画の制作につながったそうです。
▽動画の主人公となったStravaアンバサダーの峰岸さん(提供写真)
6分30秒ほどの動画には峰岸さんの活動や吾妻山の多彩な表情に加え、桐生の街の風景も登場します。こんなふうにして、かっこよく地域を世界に発信できること、本当に凄いと思います。終盤の「未来へのメッセージ」というところ、心にぐっと来るものがありました。こればかりは、言葉であれこれ説明されるよりも見たほうがいいです、一目瞭然です。
いかがだったでしょうか。こんなふうにStravaの価値や使い方を発信する役割のアンバサダーには峰岸さんのほか、片山洋平さん、茅野勝さん、服部隆幸さんの計4人が吾妻山のメンバーから選ばれたとのことです。そのきっかけとなったのが、2021年1~2月に市街地から吾妻山までのコースで開催された「ミネマラソン」。「いつでも自由に登れる山岳レース」というコンセプトで、自分の好きな日時、自分のペースで走り、Stravaを使って競うこともできるというイベントでした。背景には新型コロナウイルスの影響とウイズコロナの考えが強くあり、峰岸さんは「参集しなくても楽しめる新しいスポーツの形を提案できたことが良かった。それがStravaの機能ともマッチした」と、アンバサダー就任につながった理由を振り返ります。
▽吾妻山から見る桐生市街地の風景(提供写真)
新しい動きも既に始まっていて、今度はテイクアウト専門店「桐生もりもりマルシェ」を運営し、食で地域の活性化や賑わい創出を目指す「炭水化物なまち桐生実行委員会」と、Stravaとの連携企画を準備しているそうです。峰岸さんは、ここではサイクリングのStravaユーザーに着目。「自転車のユーザーは行動範囲が広い。市外、県外からも人を呼べるのではないか」と期待しつつ、「運動の前や後に桐生の美味しい食事を、という狙い。桐生には自転車を乗せられる上毛電鉄もあり、この地域の個性を生かした面白い企画になりそうだ」と話しています。とても楽しみですね、続報を待ちましょう。
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