桐生市制施行100周年
大正10年3月1日に桐生市が誕生してから3月1日でちょうど100年。3月7日、関係者出席のもと美喜仁桐生文化会館(桐生市民文化会館)において「桐生市制施行100周年 水道創設90周年 記念式典」が開催されました。
本来であれば多くの皆様にご参加いただき盛大に開催される計画だったようですが、昨今のコロナ禍に配慮して関係者のみ450名ほどが出席しての式典となりました。それでも、群馬県選出の国会議員の皆様や親善都市である日立市の小川市長様や、県内他市の関係者の皆様、また桐生市の各方面で活躍されている錚々たる皆様が集まり、静かな中にも華やかさや今後への活力を感じる式典であったように感じます。
その式典でひときわ会場が沸いたのは「特別表彰」を受賞された桐生市観光大使 篠原涼子さんご本人の登場です。恐らく一部の関係者にしか知らされていなかったサプライズでの登場に、会場が一気に華やぎました。桐生愛をご本人の口からお聞きすることができ、篠原涼子さんは桐生市が誇る観光大使であると改めて感じた次第です。
午後は「きりゅう発タイムカプセル2001」開封式が概算。このタイムカプセルは20年前の市制施行80周年の記念事業として封入されたものです。収納品の中には市民の皆様が20年後の自分や家族、友人などに宛てたメッセージや、小学校単位の寄せ書き、当時の街並みの写真、芸能界やスポーツ界で活躍している桐生出身者からの品物、行政の刊行物などがあり、なかでも「2000年に生まれた赤ちゃんの写真」と一緒に封入された手紙が露され、成人を迎えた息子さんにお母さんが手紙を朗読した場面では会場が感動に包まれました。20年という歳月の大きさを感じた瞬間です。なんと、この中にはサッカー元日本代表の故 松田直樹 選手のユニホームも。後日展示される予定ですので、ぜひご覧いただけたらと思います。
桐生市は100周年となりましたが、これからまた20年、100年と新たな歴史を積み重ねていきます。新たな時代を作っていくのは人の力。日本全体が人口減少期に入りこれから進んでいく道のりは日本が初めて体験するであろう縮小の時代となりますが、20年後の桐生が誇れる街であり続けられるよう、市民力を結集して前向きにまちづくりが進展していくことを期待しています。
なお、当日発表された「桐生市政施行100周年記念動画」がYouTubeに公開されています。リンクよりご覧ください。
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