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【後編】0対82でも不屈の野球部が話題の「わせがく高校」とは?桐生キャンパスに行ってみた

(前編からの続き)

第104回全国高等学校野球選手権千葉大会の1回戦において“わせがく”が千葉学芸に0-82の5回コールドで敗れたことが各メディアに取り上げられ、最後まで諦めず戦い抜いた“わせがくナイン”の姿が感動を呼びました。

そんな野球部の開設の立役者でもある「わせがく高等学校 桐生キャンパス」の丸山昌利 教頭に、硬式野球部の開設までの苦労などをお伺いさせていただきました。

取材に応じる丸山教頭

▲取材に応じる丸山教頭

丸山教頭が硬式野球部の立ち上げに取り組んだのは千葉県多古町の本校に在籍されていた時代です。元々、小中高大と野球に打ち込んできた丸山教頭は、子ども達とコミュニケーションを図るツールとして野球に注目し、最初はキャッチボール同好会を立ち上げます。その後、軟式野球部を立ち上げ、最終的には念願の硬式野球部へと発展していきます。2005年の硬式野球部発足当初は、グランドもなく学校所有の土地を丸山教頭自ら開墾してグランドを作ったり、野球道具をネットオークションで揃えたりと、ゼロからのスタートで苦労も多かったそうです。「当時は通信制高校ということに対して負い目のある子ども達も少なくなかったが、スポーツは通信制でも全日制でも同等に勝負できることが魅力だった」と野球部を作った当時の想いを語ってくれました。

硬式野球部の発足当時の部員は11名。その内半分が素人の状態でしたが、2006年には夏の県大会での1勝をもぎ取るなど、目覚ましい成長を遂げます。しかし、勝つことにこだわって指導を厳しくしたことで部員がゼロになってしまうという事態も経験。再び初心に立ち返り、野球を通じたコミュニケーションを大切にしながら野球部を再興し、部員が少ない年には他校との連合チームなどの経験も経て、今年の県大会では部員7名、部員以外の5名の応援を受けた12名で強豪校との3時間を超える試合を戦い抜き、大きな感動を呼ぶことに繋がりました。これからもわせがく硬式野球部は「野球経験を一切問わない野球部」として、“わせがく”らしく挑戦を続けていってくれることでしょう。

ちなみに、これらの物語をまとめた書籍が「最弱ナイン 不登校球児の青春(柳川悠二/角川書店)」として出版されていますので、こちらもぜひチェックしてみてください。

さて、そんなわせがく野球部の立役者である丸山教頭が在籍している桐生キャンパスの部活動ですが、現在では「eスポーツ部」「軽運動部」「軽音楽部」の3つの部活が活動中となります。前橋キャンパスでは県内唯一の「女子野球部」も活動中で、今後はこちらにも力を入れていきたいとのことでした。

eスポーツ部の活動する部屋

▲eスポーツ部の活動する部屋

部活を紹介する張り紙

▲部活を紹介する張り紙

わせがく高等学校 桐生キャンパスでは、定期的に学校説明会も開催中です。ご興味がある方はぜひお問合せしてみてください。今後も各方面で活躍が期待される“わせがく”に注目していきましょう。

わせがく高等学校 桐生キャンパス

わせがく高等学校 桐生キャンパス
所 在 地  群馬県桐生市稲荷町 4-20
電  話  0277-46-7592
メ ー ル  kiryu@wasegaku.ac.jp
アクセス  JR両毛線、わたらせ渓谷鐵道桐生駅南口 徒歩5分
駐 車 場  あり
学校HP  https://www.wasegaku.ac.jp/

【投稿者:はたのね編集部】桐生を元気にする情報を発信していきます。

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