桐生天満宮の隣にクラフトビールが味わえる新スポットBRYÜ（ブリュー）オープン

2021.07.05グルメ

昨年設立された地ビール醸造所会社「マリハナファクトリー」が手掛ける初の店舗、BRYÜ（ブリュー）が桐生天満宮の隣、県道桐生田沼線沿いにオープンしました。3階建ての店舗の1階にはマリハナファクトリーが手がけるクラフトビール醸造所と立ち飲みバー、2階にはJu the burgerが手がける飲食スペースが設けられています。今回はBRYÜ 1階の立ち飲みバーを中心に、新スポットの注目ポイントをレポート。ぜひ来訪時の参考にしてみてください。

▲店舗外観

▲2階にはJu the burgerが出店

BRYÜの最大の注目ポイントはマリハナファクトリー醸造の“桐生”にこだわった2種類のクラフトビール。マリハナファクトリー記念すべきファーストバッチである「ゴールデンエール（Alc 4%）」は、爽やかなホップの香りで軽い口当たりが特徴のこれからの季節にぴったりなビールです。一方「ベルジャンヴィット（Alc 5%）」はオレンジピールとコリアンダーを含んだフルーティーなホワイトビール。コリアンダー由来の爽やかな柑橘様のスパイス香やオレンジピールが醸し出す豊かな香りが特徴のビールとなっています。

▲1階店舗内の醸造所

▲メニュー

その他にも、ピルスナー（こぶし花ビール）、ポーター（スワンレイクビール）、ウエストコーストIPA（秩父麦酒）、IPA（志賀高原ビール）などの国内のクラフトビールが揃い、飲み比べをするのも楽しみ方の一つ。4種類のビールを楽しめる「飲み比べセット（1,200円）」もあるので、グラスを頼む前にセットでお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。

飲み比べセット

▲おつまみメニューも充実

もう一つ押さえておきたい注目ポイントはビールのテイクアウト販売です。6タップ全てのビールを「1ml = 1.2円」で計り売りしています。グラウラー（ビール専用持ち帰り容器）またはステンレスボトルを持参で量り売りに対応。自宅でのパーティやBBQなど、テイクアウトが浸透するとクラフトビールの楽しみ方がさらに広がりそうですね。店内にはBRYÜロゴ入りグラウラーも販売しており、来訪した7月2日時点で既に売り切れが出るほどの人気となっていました。順次入荷予定とのことなので、来店時にチェックしてみてください。

BRYÜロゴ入りグラウラーも販売

スタッフの皆さん（中央：栗原さん）

今回、ビール醸造会社「マリハナファクトリー」の栗原生代表にお話をお伺いすることができました。栗原さんは岩手県盛岡市出身。群馬大学工学部を卒業後、埼玉県内の醸造所で修業を積み、昨年７月にマリハナファクトリーを設立しました。

栗原さんがマリハナファクトリー醸造のビールでこだわったポイントは桐生らしさ。桐生市の特産にちなみシルクの抽出液を加えているとのことです。シルクの主な成分はアミノ酸で、ビールの発酵にもアミノ酸が必要であることから、発酵のスタートが早いなど良い効果が見られています。今後は群馬大学理工学部と連携した分析や研究にも取り組んでいきたいと意気込む栗原さん。今後の更なる進化にご期待したいですね。

▲店舗入口のBRYÜロゴ

また、今回この場所を出店場所に選んだ理由としては「天満宮が見えるロケーションや大学生が気軽に立ち寄れる立地が気に入った」とのこと。群大生には「ここでお酒の楽しみ方や自分に合った、いいお酒を知ってもらいたい。（20歳になって）人生で最初に飲むお酒になったら嬉しい。」と、後輩への想いも語ってくれました。

▲店内の灯りがもれ周囲を照らします

スローガンは「keep local」「keep small」「make fun」の3つ。気軽に寄れる立ち飲みバーや、量り売り、地元店舗への提供などを通じて、これからも地元にこだわっていきたいと語る栗原さん。そこには桐生に対する熱い想いを感じます。天満宮の隣に新たに灯ったBRYÜのあかり、そして地ビール醸造所会社「マリハナファクトリー」が桐生で末永く愛されるブランドとして成長していくことを楽しみにしています。