早咲き〝一番桜〟の謎。桐生中央中のソメイヨシノ

群馬県桐生市の中央中学校の南側、校庭と市民文化会館駐車場との境にあるソメイヨシノは桐生市内で最も早く開花する、早咲きの〝一番桜〟として地元で知られています。ただ、この話には諸説があって、一番早いのは桜木中学校の桜だと言う人もいます。あるいは、それ以外にもっと早く咲く木があるかもしれません。諸説あります。

ともあれ、この中央中学校の桜。なぜ早く咲くのでしょうか。中央中学校に統合される前、昭和中学校の卒業生であり、この校舎と校庭で3年間を過ごした私は、当時こんな噂を聞きました。

「ちょうどこの木の地下に温泉が流れていて、まわりに比べて土が温かいからだ」と。

真偽のほどは不明ですし、土が温かければ早く咲くという単純なものなのかも分かりませんが、妙な不思議さと面白さのある話だったので、今も覚えています。かつてこの一帯に日本織物株式会社の大規模な工場があったことが、「温泉」ではないにしても、地下の水の流れなどに影響を与えたのかもしれません。この謎や噂の真相について何かご存じの方がいたら、ぜひ情報をお寄せください。

今年の中央中の桜は、上の画像を撮影した3月24日時点で、ほぼ満開でした。ちなみに、画像右下の建物は部活動で使う、いわゆる部室。練習をサボって、当時流行っていたトランプゲームの「大貧民」をやっていた―などという、私の思い出もたくさん詰まっています。

お隣の桐生市役所前の桜(下の画像)は、同じく3月24日時点で7分から8分ほど。すぐに見頃となりそうです。

【投稿者:はたのね編集部】桐生を元気にする情報を発信していきます。

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