新里地区の地域おこし協力隊が始動【桐生市】
新里地区の地域おこし協力隊が8月に着任してから初となる企画が10月2日(土)に新里町内で開催されました。地域おこし協力隊とは、地方自治体が移住者を受け入れて、最長3年間の地域おこし活動に従事してもらい、地域の活性化の担い手として活躍してもらう他、将来的な定住に繋げていこうというと仕組みで、総務省が所管する全国的な仕組みとなっています。
▲新里地区の地域おこし協力隊に着任した小野陽祐 隊員
これまで桐生市内でも黒保根町に4名、旧桐生市内の観光情報センターに3名の隊員が活動してきましたが、今年8月より新里町にも小野陽祐 隊員が着任して活動を開始しました。東京都内出身の小野さんの活動テーマは農業の活性化や情報発信となり、既に多くの農家さんをまわりながら、農業の体験や情報収集などの活動に積極的に取り組んでいます。
そんな小野さんが取り組む初めての企画は、毎月第一土曜日にKimono factoryにいさと(桐生市新里町武井、小澤笑子 代表)で開催されている「着物で闊歩」の参加者に、新里町内の農家さんから提供された農産物をお土産として提供するというものです。当日提供された農産物は米約1kg、白ナス1本、ナス3本、キュウリ3本と充実の内容。全て地元農家さんからのご厚意で提供いただいたとのことで、小野さんと農家さんとの良好な信頼関係構築の様子が伺えます。
▲今回お土産として提供された農産物
「着物で闊歩」は旅行サイト等から申込を行った参加者がKimono factoryにいさとを訪れて着物の着付けを行い、着物に着替えた参加者が桐生市内などの県内の観光地の散策を楽しむという企画であり、多くの参加者がいる人気企画です。今回も約10名の参加者でにぎわっていました。一方で、新里町を会場にしているにも関わらず、新里町内の特産品やお土産などに出会う機会は少なく、新里町の魅力を伝えられていないのが課題です。小野さんは「今回の企画の農産物提供を通じて新里地区の魅力発信に繋げていき、参加者の皆様などの反響を見ながら、農産物販売などの取り組みに活かしていきたい」と今後への意気込みを語ってくれました。
▲参加者に新里地区の農産物を手渡す小野隊員
動き始めた新里地区の地域おこし協力隊。新里ブランドの構築・発信に向けて、今後の活躍に期待したいですね。
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