西桐生駅前広場の整備が完了
令和2年度より工事が進んでいた上毛電気鉄道の西桐生駅前広場再整備がこのほど完了しました。この事業は公共交通の利用促進策を図るため、群馬県によって実施されたものです。
西桐生駅は1928年(昭和3年)の開業当時の姿を留めており、「関東の駅百選」に選定されているほか、2005年には国の登録有形文化財にも登録されました。マンサード屋根が特徴的な洋風建築の駅舎は多くの市民に愛されているとともに、全国の鉄道ファンからも人気の駅舎となっています。
今回の駅前広場整備では、傾斜のあった広場を嵩上げして水平に近い形状としたほか、駐車スペースを3台分確保。また、2014年に整備された南西側の公衆トイレへのアプローチとしてスロープが設けられ、バリアフリーにも配慮されています。フェンスや街路灯などは景観色を採用したクラシカルなデザインとなったことにより、駅舎との統一感が増した昔懐かしい景観が作りあげられました。
ちなみに、群馬県では県道西桐生停車場線のJR桐生駅~西桐生駅間の整備も計画しています。同区間の共同溝整備により電線が地中化され、歩道の再整備も行われる予定です。近年、西桐生駅周辺では新規出店も増加しており、これからも景観が大きく変わっていきそうですね。今後の西桐生駅周辺エリアの発展にご注目下さい。
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